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2008-08-10 Sun 00:58
生態学野外実習とて。
S渡島に行って参りました。 1日目。 早朝、女性専用車両にて都心へ向かう。 やっぱり、いいよね。役得…v 上越新幹線で新潟へ行き、フェリーで佐渡島へ。 船内にて準ちゃんが仰向けで両手を胸の上で組みお昼寝…っ! 海が見える、海岸の近くの宿舎。新潟大学のフィールドステーション。 うさぎやらの剥製がいくつか置いてあり、それなりに綺麗。 陽が沈む前に、海岸にピットホールトラップを仕掛ける。 プラコップを砂浜に埋めて一晩おき、早朝に何が入ってるかを調べるのだ。 僕の用意してきた格好は超ダッせェーかもしれなかった。嗚呼。 夕飯の刺身。海辺だから期待していたが、そこまでおいしいというほどでもなかった。 電波は全くない。こういう島ではdocomoが強い。小笠原もdocomoなら電波があるそうだ。 auは全くでした。なもんで実習中は完全携帯フリー生活。まあ、それがいい。 ヒグラシがないていて、前日に没頭していたひぐらしのなくころにを思い出してしまう。 あれ、怖いよ。人が豹変するのが、すげ、怖い。 2日目。 早朝、ピットホールトラップを確認すると、ダンゴムシがわんさか。 多いコップで65匹いた。他の班では156匹いたところがあったらしい。 想像してみるがいい。プラスチックのコップひとつに、ダンゴムシが156匹つまっている光景を。 かわいいよね。 宿舎にいた4cmくらいのウシアブ(スズメバチに擬態しているアブ)(毒はないが刺されると1年くらい傷跡が消えない)を虫ケースに入れて冷凍庫に放り込む。 車で山へ行き、大倉川にて水生昆虫の調査をする。 石についた虫を全て採取し、個体数・種名・サイズを調べるのだ。 70%エタノールの入った小瓶に奴らを放り込む。(当然、お亡くなりになります) 地道な作業。150匹近くいるんだもんな、ひとつの石に。まあこれは多い方だけど。 トビケラ、カゲロウが多かったなー お昼ご飯のお弁当。朝に引き続き、またシャケかよ! 量は多くて、味がちょっとイマイチ… 出されたら残せない性分が憎い。 しかも不思議ッ子が食べられないとて僕に押し付ける。律儀に喰う僕は阿呆だ。わかってるのに。 ミヤマカラスアゲハ(カラスアゲハ?)をよくみた。黒字に青の鱗粉。 ひらひらというより、シュッ、シュッと飛翔する。速いなあ。 夕飯は準ちゃんの正面席…! ひそかに、至福の時であった。何も会話していないどころか緊張してほとんど顔を上げられず、お顔を拝見することもできなかったが。チキンめ。 とはいえ他の先生と話している会話を聞いた。 大学時代バイクで転び、胸を強く打ったが病院へは行かず、来年度に健康診断を受けたら肋骨を折っていたことが判明したとか 血圧は低くていつも100にいかないが、今年は高くていったとか 準ちゃん、寝起きは悪いのだろうか……(にやにy(ry しかし、ご飯の量、多い!3食ってだけでもいっぱいなのに、毎食毎食ガッツリすぎる! おまけに不思議ッ子の残した分を喰ってるからな! 体重が減ることを期待していたのに、野外実習で肥えそうだ…! ブルガーコフの運命の卵を読み終わる。 ………うーん、はちゃめちゃ。 3日目。 5時起きで宿舎周りで鳥観察。 今日はバードセンシング。要はバードウォッチング。 なんというか、僕はどうやら鳥にあまり興味がないようだ。 実習の最後の方は、立ちながら眠っていた。首が落ちる。 しかも立ちながら夢を見て、もうすぐ死ぬから銀行の暗証番号を書かなきゃ!と思いミミズの這ったような時で4桁の数字が書いてあった(しかも間違っている 親が鳥を好きで、バードウォッチングによく連れられ声や姿・名前を一生懸命覚えようと幾度となくしてきたが、ことごとく覚えられない。 どうも、根本的に興味を持てない。だってバードウォッチングおもしろくないんだもの… コミュニケーションがない。見つけて、遠くから観察して。時には姿も見えず声だけ。 ……なんだかなー、 結局この実習で僕は何を得られたのか、わからないな。 いや、獲得物がすぐにわかるものだけを良しとするのを快く思う訳ではないが、それでも。 というか、本当、データとってない…眠かったんだもの! 玉虫色のアオカナブンを捕獲。 玉虫色というのは、色素があって色が見えるのではなく、表皮に凹凸がありその反射によってきらきらの玉虫色に見えるという色だ。不思議色。 持ち帰って標本にしようかとたくらむ。夕飯のスイカをあげたら大喜びでかぶりつく。態勢を崩してもかぶりついている。 そのまま冷凍庫行き。 トイレにクワガタのような4cmほどの虫がいた 思わず捕まえて先生に見せに行くと、クワガタではなくカミキリだという ついでに標本の作り方を教わる そのあとはホタルを見に行く、暗い夜道をみんなで行脚。 ヘイケボタルが飛んでいた。そんなに数はいなかったけれど、きれい。 捕まえると1cmくらいの小さな黒い虫の尻が緑に光っていた。ATP消費でわざわざ発光。御苦労様です。 星がとんでもなく見える。満天の星空。 人工衛星を初めて見た。点滅することもなく、スーーッ、とまっすぐに動く。 流れ星も見た。ほとんど真横に流れ落ちた。 ホタルを見に靴を履く時気が付いた。 宿舎内では緑のスリッパを履いているのだが、何故かピンクのトイレスリッパを履いていた。 カミキリムシを捕まえた時に嬉しくてうっかりそのまま出てしまったようだ。数時間ほどトイレスリッパだったのだ。………先生に気付かれなくて良かった。 カミキリムシを捕まえた時、先生に聞く前に明るい食堂で写真を撮ろうとした。 そこでは準ちゃんがNHKのニュースを見ていた。流石。 しかしカミキリムシをテーブルの上に置いたら、食事をするところだから、と怒られてしまった。 なんだかいつも会う度に怒られているような気がします。 ………嫌じゃなかったりする。 僕にしては珍しい傾向。 話したら愛想良く接してくれたり、僕の言葉に笑ってくれたり、プラスに接してくれるとそれが要因となり好感を持つ。あるいは、僕に危害を加えず、鑑賞のみに留まれるもの。 観察対象が僕に危害を加えるような場合、直ちにそれは観察対象でなくなることがほとんどだった気がする。今まで。 今回は怒られようと下がらない。やっぱりちょっと怖いけれど、それは怒られたからでなく否定の恐怖なのだけれど、だからといって準ちゃんが観察対象から外れず逆に畏敬の念を抱く。 今までとは違った対人肯定の仕方。 これは、観察を続ける価値がある。僕自身の、観察。 アオカナブンを冷凍庫に入れた。スイカにかぶりついたまんま。 翌朝はひっくり返っていました。 スイカ、おいしかったかなあ。 標本の作り方。 虫を殺す。酢酸エチルで毒殺か、冷凍死。 冷凍させた場合は解凍させます。 ポケットティッシュ2枚と新聞紙をスタンバイ。 ポケットティッシュを2枚、広げずに重ねて、それ×9マスのサイズに新聞紙を切ります。新聞紙は二枚重ね。 ポケットティッシュの上に虫をのせる。足のかぎ爪がティッシュに引っ掛かるのを利用して足を伸ばす。 新聞紙を畳んで開かないようにする。 2,3週間放置して乾燥させ、標本箱に虫ピンで刺して、できあがり。 時間がない時は新聞紙にくるんだまま、採集日時・場所・種名を記入すればそれでよし。立派な標本です。 「最後の晩餐だね」 スイカを食べながら冷凍庫に入れられるカナブンを見て、準ちゃんがひとこと。 4日目。 今日は準ちゃん担当植物生態実習。 山の某所に500mに渡ってメジャーをひいている。 1mを1区画とし、各500区画に植物種が生息しているか否かをチェックする。 僕の担当はオオイタドリというタデ科の植物。この子がいるかどうかを調査。 オオイタドリは、虫食いがひどい。虫にやられていない子はいなかった。葉っぱが1/3は喰われている子がほとんど。見るも無惨な子たち。 群生で、いるときは集団で生息している。 昨日の夕飯のとき、K知先生が学生を担当種の名前で呼んでいた。覚えやすい、と。 僕は「オオイタドリ」。………自分に適合している名だなんて、思ってないんだからね! そんな、自虐的なこと、認めてなるものかっ、 不思議ッ子に、そうしてみると覚えやすい、と言われる。彼女はオオイタドリを見る度にイタいイタいと呟いた。やっかましい! 見るも無惨なオオイタドリ。 日なたが好き。みんな日の当たる山のでっぱり部分にいた。 おそらく後に成長したのであろう、道を挟んで向かいにいた大きな杉の木がオオイタドリに影を落としていた。 その場所のオオイタドリは、みんな葉っぱが骨だけの可哀想なありさまであった。 シンパシーを抱いてしまうのは、悪いことではない。 おかげでオオイタドリについてはすぐ見分けが付くようになったし、植物種も覚えようとすれば覚えられるのだということが分かった。 痛い子です。うんうん、わかってるって。 調査をしていたら、だんだんアタマがいたくなってくる。二日酔いの症状だ。 とはいえ調査も終わる頃だったので、宿舎で倒れることができた。 次の集合に遅刻してしまったが。誰にも知られずひそかに熱中症になっていた自分。 関数電卓欲しい。あれ、便利すぎ…!浪人時代あんなのもってたらどんなに便利であったか! ウサギの標本……H先生にそっくりだ! 5日目。 風衝地、天然のスギ林、砂浜。 これらの独特な地形、condition(非生物的環境要因)と植生の観察。 アサギマダラ(チョウ)がヨツバヒヨドリ(植物)に吸蜜する時間を測定。 昨日、もうすぐ咲きそうなヨツバヒヨドリにチャック袋を装着しておいた。 それを外して、蜜が満タンなヨツバヒヨドリと、袋をかけていないconrolのヨツバヒヨドリでアサギマダラの吸蜜時間に違いがあるかを測定。うん、前者の方がずっと蜜吸ってた。 スギ林にて、大王スギを撮影するふりをして準写真をガッツリ。 グラサン姿をやっと正面から撮れたよ…★ オオイタドリはヨモギと仲良しちゃん。 トリアシショウマとは不仲。単純にお日様が好きかどうかの違いかなあー おにぎりはおいしい。新潟はおこめがやっぱりおいしいなあ。 まっしろもっちり。 夜は打ち上げでバーベキュー。 焼くのは好き。食べるより焼いていた。ぶぎょー。 ビールを出され、いくらか飲んでしまう。まあ、問題ない程度。お風呂でポニョを歌う程度。 実習ですから、ずっとみんなと集団行動です。バーベキューだってみんなとしています。 ずっと一緒にいる。集団の中にいつつ、それにまぎれて普通に会話をしつつ、僕はひとりを保てるように努めていた。 外面的なものでなく内面的な。 なんかね、すごく面倒くさいんだよね。会話するの。 会話の中で笑っていても、本当に可笑しいことが笑う原因となっていたとしても、煩わされるのが面倒なんだよね、 みんなのことは嫌いじゃないどころか、みんないい人で好きなくらいだ。 それでも、紙ヤスリで触られているかのような煩わしさがある。 ………なんでなんだろうな、 人間関係か、それとも生物学に対してそう思っているのかもしれない。 専攻したいものと、状況との相違がヤスリとなって僕を削る。 人間関係全てが嫌な訳じゃないものね、がろばは普通にノーマルに僕も人間でいられる、僕の中でのサンクチュアリ。某治会は紙ヤスリの裏面程度か。厭雨はハサミ。馬鹿とハサミはーってやつ。使い方によっては、とても有用。でも誤れば害をなす。あ、この諺は切れないハサミの例だっけ。うん、切れすぎるハサミかな。 ……そーなんだよね、みんな、いい子だったんだよね、、 全く嫌いじゃない。みんな優しくて気の利く子で聡明で。好きになれるような子ばっかりだったのに。 勿体ない。彼女らと僕との関係だけでなく、そこに僕の事情、専攻相違が混ざって彼女らとの関係に影響してしまう。当然だけどさ。 相互関係がなかったらきっと好きでいられる。関わることがヤスリになっているから。 見ている分にはきっと好ましいもの。 9日。 トキの森公園に行った。実習ではなく見学。 トキは繁殖期になるとアタマの後ろの黒い皮膚がはがれる。 それを羽にこすりつけて黒く染め上げ発情期であることを示すらしい。 エサは馬肉、カメの餌みたいなドライフード、あと偽卵をあげるらしい。食べ物ではない。 トキ、そんなになんで珍重するかね。 誰か好きな人がいたんだろうけれど、なんだかな、保護はされど自由はなし。 先生が言っていたけど、オマエはすでに死んでいる、だよなあ、 他の生物や環境との関わりが全くないんだもの、生態内にいないんだもんなあ いい観光資源、て思っちゃったよ。悪いけれど。 だって佐渡に行くとトキをすごく観光ポイントにしていて、グッズやら名称やら。 学名がNipponia nipponという名だが……正直なんで?って感じだ。なんで日本? フェリーと新幹線で帰宅。 某治会室に行ったら前期打ち上げをやっていた。ケーキだけもらってお土産をおいて去る。 ずっと他人といたからか、食傷気味のようだ。しゃべるのが面倒。 以上。 明日しめきりのレポートをやろう。うん。 |
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