おひるねまくらをよろしく

むしんろんじゃ。すきでなったわけじゃない。かみさまいないとたてないんだよ。いてくださいよ。でもいたらいたでぜったいはんぱつする。はんどうでしかないこのこたい。じゅんすいなあしにかみさまをみます。
本日の「生物学の哲学」講義
2008-12-25 Thu 15:21
☆「選択の単位」論争を整理してみると4つの論点に別れる(ロイド)

1、実際に選択を引き起こすための相互作用をしているものはなにか、環境やらと接している単位はなにか(ソーバー
visibility argument:可視性のないものに選択の単位を名乗る資格はない、と言う。
(やべ、ちょっとこの話覚えてないや、、)

2、DNA10上のどの部分が複製される単位か
ゲノム、染色体、遺伝子型、対立遺伝子、ヌクレオチド

3、進化は長期的な営み、つまり選択を受ける単位は長期的に存在するものでなければならない
進化は何世代にもわたって起きる出来事、したがって個体は一世代限りだから選択の単位としてふさわしくねぇー

4、適応形質の担い手となる実体
後述



☆これからの論争の対立軸
ソーバー(not遺伝子主義)vsステレルニーとキッチャー(遺伝子派)



☆ソーバー
遺伝子選択主義には2つの議論がある。

・ひとつはトートロジー、「進化は集団内の対立遺伝子の頻度変化である」
→「ゆえに選択の単位は遺伝子である」
しかし、個体が選択の単位であろうと、遺伝子の頻度変化だって副次的に起きる。

・もうひとつは内容を持った議論
「あらゆる選択過程は対立遺伝子(allele)のもつ有利性のために起きる」
上のような副次的な遺伝子の変化ではなくて、対立遺伝子が実質的な因果を担って選択が起こる。
NOT selection of the allele,  遺伝子に(も)起きている(副次的、随伴的)
BUT selection for the allele.  遺伝子のために起きている



☆ステレルニーとキッチャー

ソーバーは、選択の「真の」単位は何か、という問いに拘泥しているが
自分たち(ステレルニー)は選択という現象を統一的に把握しやすい単位として遺伝子だ、という風に道具主義的な立場から遺伝子を主張している。
選択単位論争にある立場を分類すると、
「一元論的遺伝子選択主義」(初期のドーキンス、)
実質的な因果を担っているのは全て遺伝子である。(遺伝子主義)
他はなしっ(一元論)

「多元論的遺伝子選択主義」(ドーキンス、ステレルニー、キッチャー)
因果を担っているのは色んなレベルであるよね(多元論)
だけどその中でも一番重要で本質的なのは遺伝子だよ(遺伝子主義)

「階層的一元論」(ソーバー)
形質について因果を担っているレベルはその都度異なる。(階層的)
で、ある形質について因果を担えるものはただひとつである。他はなしっ(一元論)
ex)性格や利己性は、個体レベル、集団レベルのみで説明がつくものであり遺伝子は直接の因果に関わらない。

(ちなみにレベルを列挙すると

集団
個体

ゲノム
染色体
遺伝子型
対立遺伝子)



☆副次的・随伴的であり、直接の因果に関わっていない、ということについて補足

一番下までたどりついたのは全て赤くて小さいボール。
全て赤いが、色について選択は働いていない。単なる偶然というか便乗しただけ。
上ので言うと、
selection of 色
selection for 大きさ
となる。
また、選択の対象はボール(個体)である。つまり、実際に選択を受けている実体。
選択の要因は個体というより大きさという性質(対立遺伝子)であるが、選択の対象となる実体はボール(個体)である。




☆うーん、どれが本質的で、選択の単位か、って……
やっぱり見方の問題に落ち着く気がするんだよなあ、
だから多元論に賛同するし道具主義であるべきなんじゃないかと思ってしまうけど。
選択の真の単位。これは何を言いたいんだろう、本当に問いたいんだろう。あうー、もう少しこれを聞けば良かったか、


科学に何を求めるか、って問題になってしまう?
真の本質を求めるか(真ってなにそれ?って思っちゃうけど
世界を理解するための道具か
(世界の理解って、真の本質とは違うのかな?)
(ふたりに折り合いはつけられないの?)

もはや知識の哲学、このまえの戸田山さんの認識論ですよー
(こうやってリンクするとはな)
(ちょっと楽しいよね、こーいうの)




とりあえず急いで講義めもでしたっ


さて、クリスマスがろば集会に行きますかー☆
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